ジョブズの過ち
田中祐一です。
僕は
「好きなこと」をビジネスにする。
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反対派人間です。
理由はいくつかありますが、
「好きなこと、好きな人、好きな場所」
と言っている人が
あまりかっこよく見えないから。
人間の持つ欲求で素晴らしいのは
「成長欲求」であり、
好きなことには絶対に
「好きでは無いこと」がくっついてきます。
この好きでは無いことも一緒に
含めて乗り越えていく気概が
起業家には求められるのですが、、、
「すきなこと」だけする!
と言っている人は
往往にしてヘタれているので
僕は常に疑問を持っているのです。
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「情熱」を見つけるのではなく
「情熱」を育てるアプローチ
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スティーブ・ジョブズの
2005年のスタンフォード大学の卒業スピーチ
仕事について「たまらなく好きなことを探そう
(You’ve got to find what you love)」
と説きました。
そして彼は
「まだ見つけていないのなら、探し続けよう」
と続けます。
言い換えれば、
情熱を傾けられる仕事を探そうと、
大学を卒業して社会に出ていく
学生たちにアドバイスをしています。
これ、絶対に聞かれます。
「やりたいことが見つからないのですが、
どうすればいいでしょうか?」
やりたいことさえあれば
全ての問題が解決するかのように
変な洗脳をかけられている気がします。
やりたいことを探すより、
何かを成し遂げる方が何倍も
価値があることなのに。
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情熱を見つける vs 情熱を育む
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僕が参考にしている記事では
恋愛でも例えられていました。
インドのラージャスターン大学の1982年の研究
で夫婦の満足度を測定する研究。
・恋愛結婚
・お見合い結婚
なのですが、
一年後の満足度は恋愛結婚のほうが
高かったのですが、、、
十年後の満足度は変わらない。
正確には
パートナーの必要不可欠度
は変わらない。
という統計。
取り決め婚で結婚したパートナーは、
ここから愛情を育て上げていかなければいけない
という前提だったのでしょう。
一方、恋愛結婚の場合は
「自分たちはぴったりフィットしているから、愛は自然と育っていく」
といったような油断があったのかもしれません。
つまーーーーーり、
恋愛と情熱も似たようなもので、
好きなことを見つけるより、
育てる努力が大事。
ってこと。
好きなことが見つからないから
やる気にならない、、、
ってのは完全に甘えの考え方。
やれること、貢献できることが
あるのならばそれを使って
誰かを応援しようや。
そして、やりきること、
乗り越えることで世界が広がる。
それがおもしろくないですか?
「好きなこと」に成長はない。
「貢献できること」を目一杯やると
次のステージがあなたを待っているよ。
結論:
好きなことではなく、
貢献できることを
ビジネスにしよう。
誰かに貢献していくことで
認められ、つながりが広がり
好きなことは自然と増えていく。
好きなことを育むことが
大事ですよ。
PS
今日の記事は、弊社の
のぶさんが見つけてくれた
記事から引用しました。
情熱を探す弊害を
世の中にもっと広めたい。
好きなことばかりやって
世の中がダメになっちゃうんじゃ無いの?
僕はそう思いますけどんね。