なぜクラファンで本が売れないのか

こんにちは。
田中祐一です。
今日は
「出版×クラウドファンディング」
について
少し踏み込んだ話をしようと思います。
出版を考えている人なら、
こんな話を耳にしたことがあるかもしれません。
「出版の費用をクラファンで集めよう!」
「応援型プロジェクトとして話題になりますよ!」
たしかに、そういう流れはあります。
でも僕、ずっと違和感があって。
それって本当に、
“本を広める手段”になっているのか?
今日はその構造を分解して、
なぜクラファン出版では本が売れないのか、
僕なりの視点でお伝えします。
音声で聞きたい方はこちら
https://stand.fm/episodes/681dd95a0d7a23981bb54e96
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クラファンで売れるのはファンだけ
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まず、クラファンで売れる相手って
実は「新規のお客さん」じゃありません。
買ってくれるのは、
・すでに講座を受けてくれた方
・普段からSNSを見てくれている方
・もともとあなたを応援している方
つまり、
“クラファンじゃなくても買う人”なんです。
にもかかわらず、
手数料を10〜20%も取られ、
割引や特典を山盛りにして提供する。
…これ、本当に得してるんでしょうか?
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クラファンで“安売り”が始まる構造
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本を出すとき、
「目標金額を達成する」ために
いろんなオファーをつけますよね。
・講座の割引参加権
・セミナー無料ご招待
・サイン本セット
でもこれ、冷静に考えてみてください。
あなたの本来の提供価値が
“自ら値引き”されてしまってるわけです。
さらにそこにクラファン手数料がかかる。
つまり、
あなたの信用と利益を
ダブルで削っている構造になるんです。
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共感が生まれない
「自己都合型プロジェクト」
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クラファンって本来、
“共感”を集める仕組みです。
「誰かの未来を変えたい」
「社会的に意義がある活動を広めたい」
そういうビジョンに
人は心を動かされて支援します。
でも
「私が本を出すから応援してほしい」
って、 極めて“自己都合”な印象に
なりやすいんですよね。
もちろん、
「思い入れがある」「夢だから」
その気持ちは素晴らしい。
でも、それだけで
他人は財布を開いてくれない。
“買ってほしい”よりも
“応援したくなる”理由が必要なんです。
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話題性が先か、ファンが先か
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中には、
「クラファンで1億円集まりました」
「出版と同時に3万部突破しました」
…みたいな成功事例もあります。
でも、あれは構造が違う。
その人は既に
・強いファンがいる
・日々の発信で信頼を積んでいる
・知名度がある
その状態で行うからこそ、
“クラファンがバズる”わけです。
あなたが今、
そのステージにいるならいい。
でもそうじゃないなら、
同じやり方をしても結果は出ません。
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本を売るなら「仕組み」で勝負しよう
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出版で大事なのは、
“見込み客を増やす仕組み”です。
・LINEに登録してもらう
・ファネルで関係構築する
・教育→販売という流れをつくる
この仕組みがあれば、
クラファンを使わずとも
本は売れます。
むしろ、クラファンに頼ることで
自分の体力と信用を削ってしまう。
そこに気づいてほしいんです。
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売れない理由は“ズレ”にある
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クラファン自体が悪いわけじゃない。
でも、“本を売るための手段”として
最適とは限らない。
むしろ
「応援してもらう」ことと
「売れる仕組みを作る」ことは
まったく別の話なんです。
あなたが本当に広めたいなら、
手間をかけてでも
自分の“仕組み”を育てていく。
それが、
最も堅実で、長く売れ続ける道です。
では、また次のメルマガで。
はむはむ。
PS
クラファンに関して
僕の理解が間違っていたら
是非とも修正コメントください。
あれ、うまくいっているの
トップ層だけだろ。
と僕は思い込んでいるのでw