詰め込み型教育の弊害
田中祐一です。
昨日は「すっごいマーケティング勉強会」の
今さんに誘われて、、、
マーケティング大好きパパの会
に参加してきました。
億超えマーケターではなく
10億越えマーケターもおりました。
実業にシフトしている方もいました。
共通点は、子育てに悩めるパパ
という部分。
・マーケの話
・子供の教育の話
などなど盛り上がって、
久しぶりにお酒に酔って
ふらふらになって
帰りました。
(ケールビールがいかんかったか?)
特に、僕が興味深く聞いていたのは
どの「インターナショナルスクールがおすすめか?」
アメリカ系の教育、イギリス系の教育
モンテッソーリ、STEM教育
子育てはイギリスなのか?スイスなのか?
アジアなのか?ドバイ?アメリカ?
やはり日本なのか。
子供の第一言語を英語にすべきか、
日本語にすべきか。
日本語はどのレベルまで習得させるべきか。
最前線で活躍しているマーケターたちも
家族の悩みはつきないのだなと思いました。
僕も、ちょうどJJのプリスクールを
探しているところです。
インターナショナルは
通うための学費?がめっちゃ高い。
保育園が、月に2万〜3万円だとしても
都内のインターだと月に10万円以上
するところは多い。
ぐもも・・・
でも、教育の良さには変えられない。
僕たちが子供に残してあげられるのは
お金ではなく良質な教育なのだから。
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詰め込み型教育の弊害
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で、日本の教育の代表格
「詰め込み型教育の弊害」って
あるよなーって、感じました。
これは、いろいろ調べるうちに
マーケター的にビビビときてしまって。
子供の教育を勉強しているのに
大人の学びについてもアップデート
させれてしまう。
まぁ仕事ですからしょうがないですね。
例えば
「◯○の教科書」
というコンセプト見たことないですか?
僕もよく使います。
これは、網羅性が高そうだから
「良さそう」と感じるコンセプトですね。
これも「正解が必ず教科書にのっている」
という日本人の義務教育があるからこそ
売れるという背景があるのだと思います。
僕たちは、少なくとも僕の世代までは
頑張って教科書を覚えることが大事でした。
先生が教科書の内容を黒板に書いて、
それをノートにまとめて暗記する。
よく言われることですが、
やはりこれって時代にあっていない。
この詰め込み型教育で育ってしまうと
大人になってから「絶対の正解があるはず」
となってしまうのだなと感じました。
あなたが「そんなことはない」
と思っても潜在意識に刷り込まれているのです。
だから、「◯○の教科書」という
コンセプトがヒットする。
今は、検索エンジンも発達し
知識を持っていることの価値が
下がってきました。
データを見た時に
・なぜ、そう考えるのか?
・どうやって突破するのか?
・何が問題なのか(仮説)
と答えのない意見を周りに伝えて
人を動かすことが重要なのです。
つまり、データの処理能力が
求められる。
ある、国際的に活躍する人を輩出する
インターナショナルスクールは、
テストはもうやめている。
(最近、海外はテストやめた、って話も聞きますね)
それより、課題を聞いた時に
どのようなプロセスで自分で調べるのか?
何を仮説に行動するのか?
その思考を鍛えるのが重要という話でした。
それこそ、データ処理をするための教育であり
不確かな時代を生き残るための思考ですよね。
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テンプレートに頼る子供大人
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ビジネスを教えていると
一定の確率でこういう人に
出会います。
・答えとなるテンプレートを教えてください。
・それってどうやって調べるんですか?
・田中さんならどうするか答えを教えてください。
ア・ホ・か!
と。
これもまた、詰め込み型教育の延長で
思考放棄して暗記をすれば生き残ってきた
弊害であるなと。
僕は今日思ったのです。
ビジネスには正解はありません。
その人の強みを活かし、仮説検証を繰り返して
他人とは違う独自の勝ち方を見つけていく。
つまり、教科書はあるようでないのです。
確かに、テンプレートや勝ちパターンは
あります。
しかし、その使い方も、
顧客、ライバル、あなたの3点軸が
変われば全く違うものになる。
だから応用力が求められる。
あなたがどのように考えて
行動するのか、その思考の深掘りが重要だし、
自分なりに仮説をしっかり
深掘りしていかないといけない。
だから、へんな質問がでる。
思考停止
「◯◯ですがどうすればいいですか?」
正解
「◯◯について課題はこういう状態です。
そこに対してこうアプローチすれば
こういう理由でうまくいくと考えました。
私はそう思ったのですが、田中さんなら
どう考えますか?」
この違いにつながる。
よーーーーーく考えてみる。
自分の意見を伝えるなんて
小学校でもディベートでやりそうだ。
自分の意見はこうだ。あなたはどうだ?
その議論で認識をアップデートし
スキルを磨く。
なのに、自分の意見も言わずに
答えだけ聞こうとする。
これを「知識詰め込み型教育の弊害」
と言わずしてなんというのだろう。
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そんな子にはなってほしくない
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と親は思います。
これからの日本がどうなっていくのか、
正直分かりません。
いつでも、どこでも、自分の力で
食っていってほしい。
今は、僕たちが受けてきた
日本の義務教育がちょっと怖くなりました。
例え話です。
公園におもちゃがあった。
それを自分の息子が持った。
それを、友人たちとシェアして使うのか、
自分一人で楽しむのか、自分で考えて
主張してほしい。そして、それをしっかり
論理的に周りに伝える。
日本の文化だと、「おもちゃはシェアして使いなさい」
という暗黙のルールがあると思う。
それは思考停止だ。
個の時代を生きるために。
自分は何をどうしていきたいのか?
どう考えたのか?
周りの人にしっかり伝えるのは
エチケットであり最低限のルールでしょう。
安易に答えを周りに求めずに
自分の意見をしっかり言える子になってほしい。
親としての願いです。
安易に答えを周りに求めずに
自分の意見をしっかり言えるクライアントになってほしい。
コンサルタントとしての願いです。
答えは教科書にはないのだぜ。
自分の思考パターン、気をつけていきましょう。
無意識にすりこまれているのです。
僕たちには。
それを乗り越えた人だけが
自分で未来を切り開いていけます。
はむはむ。