PPC広告戦略② スマートフォン集客におけるKPI設定方法
こんにちはスマートフォン集客コンサルタントの田中祐一です。
前回のエントリーで、スマートフォン集客におけるKPIの設定項目について書きました。
なぜKPI設定が必要なのかということは前回のエントリーを見てくださいね。
PPC広告戦略 スマートフォン集客にかかせないKPI設定
https://swmclub.com/archives/174
本日は実際にどのようにKPIを算出して行くのか具体例を書きますね。
スマートフォン集客のKPI設定ワーク
皆様、仮の店舗運営者だとしましょう・・・
イメージをつけるために英会話教室としましょうか。
1ヶ月間に新規100人とるためにはいくら広告予算が必要になるでしょうか?
【前提となる数値】
平均客単価 9800円
営業成約率 50%
年間リピート回数
月間目標件数100件
復習ですが、各種設定値の算出方法を貼付けておきますね。
LTV=1年間の1人当たりの売上
CVR=資料請求・無料相談の成約率
CVs=1か月の新規成約の目標件数←通常は成約数ですが、これ
CPA=1人当たりの顧客獲得コスト 公式はLTV(1年間の1
では計算していきましょう!
まずはLTV算出です。
1年間1人どれだけお金を払っていただけるのか・・・?
LTV(年間売上)…平均客単価×年間リピート回数 9800円
ですよね。
次はお客さん一人とるためにどれだけコストがかかるのか?を計算します。
一般的にCPAはLTVの2割が適正と言われます。
少なすぎると、もっとお金をかけてお客さんをとらないと拡大していかないし、
多すぎると赤字になってしまいます。
CPA(年間売上×0.2×営業成約率)…117600×0.2
※営業成約率…50%
さらに、営業率を考慮する必要があります。
広告で見込み客を目の前につれてきても全員が成約するとは限らないのです。
次は上限クリック単価です。今回の英語教室は資料請求からのクロージングというビジネスモデルです。
つまり、ホームページにおける資料請求のCVR(コンバージョン率)は2%から5%が適正と言われます。
上限CPC(上限クリック単価)…CPA×CVR 11760×
そして今回のお客様は1月に100人新規で入会させたいと。
ということで
月間広告費…CPA×CVs 11760×100=11760
これだけの広告費がかかるというのが見込み値になるわけですね。
はい!目標設定が出来ましたね。
ここから、お客様が予算的に月100人取得出来るのかは相談になります。
どうですか?分かりやすかったですか?
予算が把握しやすいPPC広告
お金があるならやればいいし、お金がないなら予算を絞ってやればいいし。
PPC広告のいいところは予算がたてやすいところなんですよ。
特定の時間だけ出したり、地名を絞って広告出したり・・・
もっと1件あたりクリック単価を下げたい場合は、コンバージョン率を上げれば良いのです。
お客様のビジネスモデルによってはPPCを廻せば廻すだけ赤字になる可能性もあります。
その時は、リピート率や単価を調整し、上手く回転させるための健全なビジネスモデルに
して行く必要があったりします。
この数値情報は経営して行くために本当に必要な数値です。
このKPI設定を理解してからホームページ作成をする必要があります。
なので、しっかりと理解してくださいね!