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ドバイ移住の真実!法人税9%の裏側

 2025/03/31 マーケティング
この記事は約 9 分で読めます。 8 Views

こんにちは、田中祐一です。

昨日、ドバイ移住に関する音声を
配信したところ、いくつかの
質問をいただきました。

「ドバイって本当はどうなの?」
「税金面のメリットは実際どうなの?」
「仕事はやりづらくないの?」

こういった質問が届いて嬉しく思います。

今日はドバイ移住の「リアル」について
包み隠さずお話ししたいと思います。

僕は日本で11年ほど会社を経営し、
社員なし、事務所なしで
年商10億円を超える事業を築いて
ドバイに来ました。

目的は「教育移住」。

それを踏まえて、皆さんから
寄せられた質問に答えていきます。

音声で聞きたい方はこちら
https://stand.fm/episodes/67cebd692893d9629db75870

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移住前の準備で大変だったこと
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まず、「経営面で法人など移住前の
準備は大変でしたか?」という
ご質問がありました。

正直、法人も個人も含めて
「不慣れなこと」の連続でした。

それなりにストレスがあり、
トラブルも少なくありませんでした。

想定通りにいかなかったことも
たくさんあります。

日本においては、税務的に違法に
ならないようにするため、
日本の法人をどう処理するのか、
海外法人をどう立てるのか、
といった点で頭を悩ませました。

もちろん国際税理士に入ってもらったり、
元々の税理士の先生に協力してもらったり
して準備を重ねてきました。

具体的なスキームは音声上で
お伝えするには複雑すぎるのですが、
プロダクトローンチの準備に比べれば
遥かに少ない準備で済みました。

とはいえ、やはり「無知なことには
お金がかかる」というのは
痛感しましたね。

エージェント費用や国際税理士の
費用など、様々なコストがかかります。

その他にも決算を綺麗にしたり、
融資を全額返済したり、
様々な処理が必要でした。

楽しみにしていたふるさと納税も
できなくなったり…
いろいろありましたね。

ただ、プロジェクト立ち上げの時に
比べれば、はるかに楽でした。

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家族との移住は別次元の難しさ
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海外移住は、僕の場合、家族が
いるのでタイミングを
計っていました。

下の子がまだ1歳半にも
ならないくらいの中での
移住でしたので、
医療関係をどうするかなど
様々な問題がありました。

会社自体は日本での経営を
任せるという形をとりました。

新しい社長にお願いするというのも
ハードルの一つでしたが、
元々のスタッフの方にOKをいただき、
僕は海外法人担当のような
形になっています。

関係者も非常に多いので、
今も調整中です。

お金の流れをどうするかなど、
大変だったことは今も続いています。

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海外法人の意外な難しさ
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最近の小ネタですが、
海外法人に入金があると
誰からの入金かわかりづらいんです。

例えば「株式会社〇〇」という
漢字の会社名が中国語読みされて

英語で表記されると、
「これはどこの会社?」となって
困ることもあります。

決算も調整したり、様々な手続きを
経て、僕がいなくなる前に
会社をきれいにすることが
一番大変でした。

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税金面のメリットとデメリット
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「税金面では法人・個人どうなるのか」
というご質問もありました。

これについては、インターネット上で
「ドバイ税金」などで検索すれば
詳細が出てきますので、
そちらをご覧いただくのが良いでしょう。

僕自身はまだ税金面のメリットを
受けていません。

海外法人の活動が始まって
間もないからです。

自分が全く問題なくクリーンな状態で
海外進出していると思っていても、
人生何があるかわからないもの。

税務の解釈によって見解が
分かれることもあります。

「税金が安くなるから」という
理由だけで移住しても、
何かの解釈違いで追徴課税される
可能性はゼロではありません。

本当の意味でのメリットが
わかるのは3年後、5年後
かもしれません。

この3〜4ヶ月は、むしろお金が
出ていくことが多かったです。

学校費用や様々なインフラ整備、
海外法人設立など、
コストがかさみました。

ドバイは法人税が9%と
日本より安いです。
消費税は5%です。

投資リターンに対する税金が
優遇されているのは確かです。

日本だと株式投資で20%、
仮想通貨で最大55%の税金が
かかりますが、ドバイでは0%。

投資で食っていきたい人には
非常に効率の良い環境かもしれません。
(僕は速攻で仮想通貨で損しました笑)

また、日本のような中間納税が
ないため、事業投資がしやすく
拡大もしやすいというメリットは
あると思います。

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意外と高い「固定費」の罠
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ただし、税金は安くても
初期コストはかなりかかります。

法人の維持費やライセンスで
年間100万〜200万円ほど
かかることも。

ドバイはマネーロンダリング対策に
非常に厳しく、銀行のチェックも
日本以上に厳格です。

決算処理などもかなり厳しく
見られます。

これはすなわち、コストが
かかるということ。

決算対策などで固定費が
200〜300万円かかることも
珍しくありません。

日本なら決算処理が10〜20万円
程度で済むことを考えると、
維持費はかなり高いと言えます。

税率だけのメリットを考えても
意味がないというわけです。

僕の場合は「教育移住」が
主たる目的なので、税金は
多少あっても良かったのですが、

税金最適化に固執すると
本来の目的を見失うことにも
なりかねません。

ざっくりとした考え方で
進めるのが良いでしょう。

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時差との闘い…5時間の壁
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「メインの取引は日本かと思いますが、
時差などのやりづらさは
どんなことがありますか?」

率直に言って、やりづらいです。

日本のクライアントは、僕から
深夜にメッセージが返ってくる
と思っているでしょう。

朝6時からミーティングすることも
あります。

そうすると、子供が6時半に
起きてくる時間に、学校の
準備を手伝えません。

これは妻への負担が
半端ではありません。

ドバイと日本の時差は5時間。
ドバイの朝6時は日本の朝11時。

朝起きると、既にメッセージが
たくさん溜まっているという状態です。

逆に、ドバイの18時は日本の23時。
そこからの返信はほとんど
期待できません。

夕方からは子供との時間を
大切にできるメリットはありますが、
実際にミーティングできる時間は
日本にいた頃より5時間ほど
短くなっています。

これまで以上に効率を
求められているというわけです。

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つながりが生まれない現実
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「移住したことで他事業展開や
スケールにつながるようなチャンスは
ありましたか?」

残念ながら、今のところありません。

これは僕の仕事の仕方や性格にも
関係しているのかもしれません。

僕自身、引きこもりタイプで、
ドバイに来てからクライアント以外の
人とはほとんど会っていません。

不動産や手続き関係の人とは
会いましたが、こちらの日本人の
知り合いはまだできていません。

僕自身は困らないタイプですが、
リアルで人と会ったからと言って
事業展開上のメリットがあるかと
言えば、そうでもないんですよね。

普段から引きこもっていますし、
自分の受講生とさえほとんど
会ったことがないという状態です。

東京・赤坂で過ごしていた暮らしと
ドバイの暮らしで何が違うかと
言われても、あまり変わらない
というのが正直なところです。

人に会うことが少ないタイプなので
チャンスも広がっていないというわけです。

今後、ドバイで何か事業をやって
いこうということになれば
変わるかもしれませんが、

今のところ僕のライセンスは
オンラインビジネス用のもので、
ドバイ国内で事業をするための
ライセンスは取得していません。

国内事業のライセンスを取るとなると
また別のコストが必要になります。

マンションの住人や学校関係者とも
仲良くなれたらいいなとは思いますが、
まずは英語の壁を何とかしないと
難しいですね。

今、少しずつ勉強していますが、
仕事と並行しながら進めているので
なかなか大変です。

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ドバイ移住、それでも良いこと
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ドバイにも良いことはたくさん
あります。

部屋が広いとか、なんでも大きい
サイズで生活できるといった
メリットは確かにあります。

ただ、税金だけで判断するのは
危険だと思います。

何か成し遂げたいこと、家族で
実現したい目標があるのであれば
良い環境だと思います。

今、この音声を録っている部屋の
窓から見下ろすと、マンションの
プールでお年寄りが日向ぼっこを
しているのが見えます。

のんびりと日焼けしている人も
いれば、泳いでいる人もいます。

ただ、ドバイという国自体は
「リタイアしてゆったり過ごす」
というより「ガンガン行くぜ!」
という気質を持っています。

僕自身、ほぼオンラインでしか
仕事していませんが、この国に
いるからには「頑張ろう」という
気持ちになります。

あと5年、10年頑張ってみよう、
そしたらどうなるのか。

時々「そんなに稼いでるのに
まだ働くんですか?」という

不毛な質問を受けることがありますが、
稼ぐためだけに仕事していたら
この事業規模にはならなかったはずです。

稼ぐために仕事をしている人は
だいたい年収1000万〜3000万あたりで
止まってしまうイメージがあります。

僕は稼ぐことよりも、自分のスキルを
伸ばしたい、仲間と一緒に大きな
ことをやっていきたいという
価値観を持っています。

もちろん稼ぎたくないわけでは
ありませんが、もっと大きな、
自分にしかできない貢献を
したいと考えています。

そんな謎の締め方になりましたが
この辺で終わりたいと思います。

ご質問いただいた方、
ありがとうございました。

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最後に
=============

ドバイ移住を考えている方は
税金メリットだけでなく、
生活全体を見渡した判断を
することをお勧めします。

初期コストや維持費、時差、
言語の壁など、様々な
ハードルがあります。

ただ、自分の目標に向かって
進むための環境としては
刺激的な場所だと思います。

引き続き、ドバイからの情報も
お届けしていきますので
楽しみにしていてください。

それでは、また次回。

はむはむ

 

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ライター紹介 ライター一覧

田中 祐一

田中 祐一

1986年1月23日生まれ新潟県出身。
芝浦工業大学材料工学科卒業後、株式会社NTTデータに入社。意識高い系の彼女に安定企業で給料をもらう生活を馬鹿にされフラれた事がきっかけで起業の道を志す。
クライアントのプロダクトローンチを実践することで、年商300万円のクライアントが、30日で4000万円を売り上げている。
現在はエンジニアの経験を活かした、緻密なマーケティング・プロセスを設計し、爆発的に売り上げをあげるプロダクトローンチを武器にビジネスを展開。累計5億円以上の販売実績がある。ネット集客の専門家として全国の商工会議所で販売促進セミナーも開催している。

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