絶対に失敗するJVを暴露します

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JVで成功する思考法
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こんにちは、田中祐一です。
今日はJV(ジョイントベンチャー)で
成功するための思考法について
お話ししたいと思います。
僕はプロデューサーの養成を
行っており、コンテンツホルダーと
プロデューサーがチームとして
活躍する仕組みを支援しています。
世の中的には、利益報酬型で
チームを組むというJVモデルは
まだまだ珍しいのかなと思います。
音声で聞きたい方はこちら↓
https://stand.fm/episodes/67bc1cabff60bff8f5a18b62
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JVの本質を理解する
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利益報酬型のJVには
メリットもデメリットもあります。
一つ大きな課題として、
プロジェクトが長続きしなくなる
可能性をはらんでいるんですよね。
これは何が原因かというと、
プロデューサーの成長が遅いことが
大きな要因の一つだと感じています。
そもそもJVとは何なのか。
これは、チームにジョインして、
相手が気づいていない点を
見つけ出し、提案し、
先手を打ちながら苦手なことを
全部サポートしていくから
価値があるわけです。
つまり、バリューの高いことを
提供するからこそ、
利益報酬をいただける
という関係性なんですよね。
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成長思考を持つ
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プロデューサーがずっと
同じことだけをやっていると、
コンテンツホルダーは
「この人である必要があるのか?」と
考えるようになるんです。
刺激は徐々に薄れていきます。
同じことを繰り返していても
新鮮さは失われていくんですよね。
成功するプロデューサーの思考法は、
自分のできることからやるのではなく
相手の事業が爆速で成長するために
必要なことを自ら学び、
成長し、提供していくことなんです。
ただプロダクトローンチをやって
高額商品を売れば良いという視点だと
徐々にチームとしての雲行きが
怪しくなっていきます。
これが、利益報酬でやっていくときの
長期的な麻痺、一つの大きな壁です。
この壁を乗り越えるための思考が
必要なんです。
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価値創造思考を磨く
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ただのローンチャーになっていたら
バリューは低いですし、
それだけをやっているなら
年々利益報酬配分は下がっていくでしょう。
なぜなら、提供できる価値が
薄くなっていくからです。
期待外れのことをやったり、
動きが散漫だったり、
他のプロジェクトに気を取られて
集中力が欠けていれば、
「自分たちの内部チームでやるよ」
という流れになるのは必然です。
あくまでもJVとして一緒に
やっていく形になっていても、
究極のJVは「一緒に会社をやること」です。
一緒に会社をやるなら
もう切っても切れない関係で、
逃げられません。
でもそうなっていなければ、
常に合理的な選択をされる立場に
あるということを忘れてはいけません。
市場は流動性が高く、
いつでも買い替えが利くものだという
認識を持つべきです。
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期待を超える思考
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利益配分となることで
相手の期待値が非常に高くなる
ということを認識しておいた方がいいです。
初めてローンチをしたことがない
レベルのコンテンツホルダーなら
「ローンチして売れました」でいいかも
しれません。
しかし、それが徐々にエバーグリーンに
なり、仕組み化されていき、
コンテンツホルダーが自分のチームで
セールス担当を育てたりして
売上規模が上がっていく中で、
同じ報酬配分で続けられるのかと
いうと厳しいでしょう。
どうバリューを発揮していくのか、
または利益報酬配分を下げるのか、
バランス調整をしないと
「ただの強欲な人」になってしまいます。
もちろん、コンテンツホルダーも
強欲になることでバランス感覚が
崩壊することはあります。
JVで成功する思考法は、
常に相手の期待を超え続けること。
それが長期的な関係構築の秘訣です。
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戦略的視野を持つ
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新しい商品、新しいファネル、
ボトルネックはどこなのか。
プロデューサーにも自分の言いたい
ことがあるでしょう。
コンテンツホルダーの隣で
実現したいこともあるはずです。
しかし、コンテンツホルダーのやりたい
ことを100%こなしながら、
自分のやりたいことも20〜30%
ねじ込んでいくぐらいの気概がないと
難しいですよね。
さらに、今目の前の課題だけでなく、
半年後、1年後のプランを考えた上で
「これをやっていきましょう」
「このような段取りでどうですか」
「これを調べてみてはどうですか」と
事業のパートナーとして提案できているか。
提案とその実行をある程度自分で
担当しておいて、それを
コンテンツホルダーに引き継いでいくか。
もし「自分の範囲はここまで」と
決めているなら、それは利益報酬配分を
やるべきではないかもしれません。
そんな考え方なら、制作報酬や
固定報酬でいいのではないでしょうか。
JVで成功する人は、
常に戦略的な視野を持ち、
先を見据えた提案ができる人です。
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価値の拡大思考
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報酬配分でずっとやり続けるには
いろいろなことをやっていかなければ
なりません。
結局、コンテンツホルダーは講座運営
などの方に負荷が上がってくるので、
講座運営も入って仕組み化したり、
最初はやらなくて良かったことが
どんどん広がってくることがあります。
それだけビジネス規模が広がっていく
場合、いろいろやらなければならない
点が多くなります。
しかし「売ったら終わり」という
関係性だと難しくなります。
強烈なリストを持っているとか、
この人と組むと必ず利益が上がる
構造があるならいいですが、
ただ仕組みを提供するだけでは
なかなか価値は生まれません。
自分がプロデュースしている人たち同士で
シンジケートを組んで、お互いに
プロモーションし合うとか、
このプロデューサーがいるから
他の人が連れてこれるというバリューを
出せるようにしておかないと厳しいです。
価値を常に拡大していく思考が
JVの成功には欠かせません。
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ミッション共感思考
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一番根本的に間違っているのは、
コンテンツホルダーが進みたい世界を
掴めていないことです。
これはレベルが低いと言わざるを
得ません。
コンテンツホルダーはお金のために
やっている部分もありますが、
それだけではないんです。
成し遂げたい世界があったり、
救いたい人たちがいるんです。
そのために自分のビジョンや思いが
どれだけ広がっているのかを
大切にしています。
もし稼ぎたいだけなら、
もっとお金に特化したビジネスを
やればいいわけです。
あえてこの世界に自分の考えを
発信して広めていきたい人たちには、
どういう世界観でどうやりたいのかが
あるんです。
それを自分たちがまだ言語化
できていないだけで、
プロデューサーがそれを言語化し、
つかみ、言葉にして、
「この方向性で行くために
このプランで行きましょう」と
提案できることが重要です。
JVで成功する思考法の一つは、
相手のミッションに共感し、
それを形にする力です。
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実現力思考を持つということ
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「この方向に行きたい。
どこまで行けるか、どんな風に行けるか
わからないけど、とにかく行きたい」
というコンテンツホルダーに、
方向性を示すことがプロデューサーの
大事なポイントです。
それをより具体化して、
実際にどうやったらできるのかを考え、
プランにして、自分の手足を動かして
実現していくところに価値があります。
「私はプロデューサーを始めて
3ヶ月です」「半年です」と
言われるかもしれませんが、
まずは目の前の売れる仕組みを
作ることが大切です。
コピーライティングを学び、
セールスライティングを高め、
売れる仕組みを考える。
それをずっとやり続けることは
最低限のことです。
その上でやるべきなのが、
ミッションの言語化です。
僕も、あるコンテンツホルダーが
やる気をなくしたとき、
「プロモーションとかやる気が
なくなっていますが、どうしますか?」と
聞かれましたが、
「〇〇さんは
こういうことをやるために
頑張ってきたんじゃないですか?」と
発破をかけました。
それによって「忘れていました」と
思い出し、そのビジョンのために
動き出したプロジェクトもあります。
JVで成功する人は、
夢を実現する推進力を持っています。
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ミッション伝導思考
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コンテンツホルダーは潜在意識の中で
やりたいけど、自分にはできる実力か
どうかわからない、見える世界もない中で、
「この人だったらその先が見える
かもしれない」という期待感で
動いているんです。
僕はミッションの伝導者だと
思っています。
その人が何のためにやっているのか、
それに自分を合わせていく。
この人のこういう世界を実現するために
私はやっている。
その上で世の中に価値を提供していけば、
結果として対価が出てくる。
お金を得るために何をしているのかではなく、
ミッションの実現があって、
それをお金にもなる形に変えてあげて、
プロジェクト全体がうまく回るように
誰よりも高い視点で目を光らせて、
ボトルネックを変えていく。
そのためにちゃんと自分の実力を
高めていく、知見を学ぶ、本を読み続ける、
コンテンツを学び続ける、講座に通い続ける、
いろんな人と話す、
そういった努力を
やり続けるのがプロのプロデューサーの
責務だと思います。
JVで成功する人は、
相手のミッションを伝導する力を
持っています。
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進化し続ける思考
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今、稼げなくなっている人、
昔は稼げたのに稼げなくなっている人は、
結局変化ができていないんだと思います。
プロデューサー・プロモーターも
二極化が起きると思っています。
どれだけ高い視点で相手のビジネスに対して
提案できるか、自分がやったことのない
ことでもやってみようとか、
これをやったらどうなるのかなと
どんどん提案して前に進んでいける人は、
今後も絶対に重宝されますし、
必要とされます。
結局はミッションなんです。
相手は一体何のためにやっているのか。
そういうミッション型の人間は
「あなたは何のためにやっているの?」と
聞いてくるものです。
そのときにチープな答えしか
できないとすれば、もったいないです。
JVで成功する思考法は、
常に自分自身を進化させ続けること。
そして相手のビジネスも
進化させ続けることです。
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突き進む思考
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プロモーターに必要なのは、
丸裸でも突き進む力です。
「できない」「無理」と言っている場合
ではなく、やや雑でも「やります」
「頑張ります」という感じで
どんどんやっていく人が必要です。
「やりたい」と言ったら、目に炎を宿して
やる人、そんな人に相談したら
世界が広がるような人、
「こんな可能性もあるんだ」と
考えられるような人と一緒に
仕事をしたいですよね。
現実主義的に、リアリスト的に
話すことも大切ですが、
夢を膨らませてあげつつ、
リアリストの部分も見せる
バランス感覚が必要です。
JVで成功する人は、
困難があっても突き進む思考を
持っています。
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価値発見思考
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本当にいろんなチームの問題を
見てきましたが、一つで解決できる
処方箋があれば僕も欲しいぐらいです。
結局、お互いが何のためにやっているのか
という方向性が合わなければいけません。
どちらかが外注業者だったり、
ただの作業をする人だったりすれば、
契約形態とお金の関係も
合わなくなってきます。
JVとは一体何なのか。
自分は、この人が気づいていない
バリューを発揮できているのか。
全ての問題点をコンテンツホルダーが
把握していて、それをやるだけなら
それはプロデューサーではなく
ディレクターです。
相手が気づいていない問題点、
それに対して先手を打って回収
できているのか。
ここを常に考え続ける。
今できなくても、できるように、
わかるようになる。
そのための成長を模索し続けること。
JVで成功する人は、
相手が気づいていない価値を
発見する思考を持っています。
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成長への意志
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僕はプロモーター出身なので、
プロモーターに厳しく、
プロデューサーに厳しいですが、
最近は「プロデューサー」と名乗ることに
自分のレベルを考えると躊躇する部分も
あります。
本当にプロデューサーなのか。
もっとできることがあるんじゃないか。
会社自体を奮い立たせて
成長させていきたい。
受講生をもっと成長させたい。
そのためには僕自身が何よりも
成長しなければならない。
自分の実力不足から日々自己嫌悪に
なることもありますが、
常に発破をかけていかなければならない。
僕自身も成長していかなければいけない。
そんな自分の葛藤もありつつ、
素晴らしい仕事だと思うので
頑張ってもらいたい。
でも契約に安住しているような人は
なかなか積み上がっていかないという
現実もあります。
JVで本当に成功したいなら、
常に成長への意志を持ち続けることが
最も重要な思考法なのかもしれません。
いろいろと成長していきましょう。