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広告費1人成約コストに20万円でOK?

 2025/10/04 マーケティング
この記事は約 4 分で読めます。 39 Views

田中祐一です。

今回は、広告運用の現場で
よくある勘違いをテーマに

「広告費っていくらが正解?」
という話をしていきます。
結論からいうと——

LTVから逆算で
決めておく。

というものになります。

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広告費1人成約に=低ければ低いほどいい?
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よく、広告運用で成果を出したい人が
「CPA(1件あたりの顧客獲得単価)を
10万円以内に抑えたいんです」
という人もいますが、
難しいです。

たとえば、
50万円〜100万円の講座を販売する場合。

仮にCPAが20万円だったとしても
利益が30万円以上出るなら
全く問題ないわけです。

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利益が残る広告構造とは?
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大事なのは「一発で利益を出す」
という視点だけではなく
「リピート」や「アップセル」を
前提にした構造です。

だから、商品価格じゃなくて
LTVから広告費を考える。

たとえば、
最初に30万円の商品を売って、
その後に60万円の継続商品に
半数が申し込んでくれたら?

新規獲得で赤字でも
バックエンドで黒字になる、
というモデルが成立しますよね。

このモデルが弱いから
広告費をつっこめない。

だからビジネスが安定しない。

「広告費=先行投資」だと思っていて
成果が出るファネルであれば、

月300万円の広告をかけて
月800万円を売上げる、
という設計をよくやっています。

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「利益率が一見低くてもOK」な理由
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広告費は家賃ですから。

よく賃貸の費用は給料の
30%までにしなさい。

と言われます。

広告費もLTVの30%にしなさい。

とは思います。

勘違いしやすいのは——
広告運用は「効率」よりも
「規模」と「再現性」で考えるべきだ
という点です。

新規のお客様に対しては、
まず“信頼関係の構築”が必要です。
いきなり買ってもらうのは難しい。

だからこそ、
フロントの講座で収支トントン、

その後のリピートや実践講座で
利益を出す構造を作っておくことで

「広告費が高く」でも
健全なビジネスが成り立つのです。

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実際、僕の現場ではどうか?
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僕の主催するビジネスコミュニティ
「PLC」では、
広告運用の方針を決めるときに、
必ず“ゴールから逆算”します。

・新規集客で1億円
・アップセル&リピートで3000万円

を目指すのだとしたら

LTVの30%ということで
年間3600万円

つまり、
広告費も月300万までかける、
という戦略を立てます。

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広告×ファネル設計のセオリー
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よくある落とし穴として、

「成約するためのコストを下げるために広告予算を減らす」
という判断があります。

これ、実は逆効果になることが多いです。

予算が小さいと
・テスト回数が減る
・データが蓄積しない
・勝ちクリエイティブが見えない
という“悪循環”に陥ります。

利益率じゃなくて
利益額に着目する必要があります。

だから僕は、最初から
月300万円を広告に投下する前提で、

・複数のクリエイティブを同時に走らせる
・外注と社内の二刀流で運用する
・同じターゲットに異なる切り口で当てる
という設計をしています。

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広告予算は「段階的」に増やすな
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「少しずつ予算を増やして
うまくいったら拡大する」

この考え方も、人によっては
あまり推奨しません。

なぜなら、広告は
“勢い”と“設計”が命だから。

最初から「月300万いく」と決めて
逆算してファネル設計をすることで、

・ペイする価格設定
・最適なLTV構造
・コンセプト別セミナー導線
まで一気に整えてしまう。

これが、スピード感と拡張性を
両立するやり方です。

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広告費1人成約コストは指標であって答えじゃない
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結局、1人成約するための広告費というのは
一つの「指標」にすぎません。

それ単体で良し悪しを判断するのではなく、
ファネル全体の構造で見ていく。

これが、広告運用を
“売上につなげる”ための考え方です。

それでは、また次回。
はむはむ。

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ライター紹介 ライター一覧

田中 祐一

田中 祐一

1986年1月23日生まれ新潟県出身。
芝浦工業大学材料工学科卒業後、株式会社NTTデータに入社。意識高い系の彼女に安定企業で給料をもらう生活を馬鹿にされフラれた事がきっかけで起業の道を志す。
クライアントのプロダクトローンチを実践することで、年商300万円のクライアントが、30日で4000万円を売り上げている。
現在はエンジニアの経験を活かした、緻密なマーケティング・プロセスを設計し、爆発的に売り上げをあげるプロダクトローンチを武器にビジネスを展開。累計5億円以上の販売実績がある。ネット集客の専門家として全国の商工会議所で販売促進セミナーも開催している。

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