”AI量産時代”に埋もれない方法
こんにちは、
田中祐一です。
今日は、AIが進化しすぎて
誰でも“それっぽい発信”が
できるようになった今、
その中でどうやって
「埋もれない存在になるか?」
についてお話ししたいと思います。
最近、あるYouTube運用代行の
プロフェッショナルチームと
ミーティングする機会があって、
その中で
「ああ、やっぱりここが分かれ道なんだ」
と感じたことがあったんです。
AIは確かに便利。
でも・・・
それだけでは伝わらないものがある。
その答えのヒントを、
今日はお届けしたいと思います。
音声で聞きたい方はこちら
https://stand.fm/episodes/682c34163c7e999180c4fb80
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便利だけど、薄い
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AIのすごいところは、
正確で、速くて、整っている。
だけどそれは、
あくまで「一般論」の話。
思想や価値観を伝えるには、
どうしても人間の“問い”が
必要だと感じたんです。
ある案件でショート動画を作るとき、
AIでタイトルや構成案を出したものの、
どこか「先生の主張とズレている」
なんだろう・・・
そのズレって、
キーワードや構成の問題じゃない。
「その人の思想」や
「言葉の温度感」が
まったく乗っていないからなんです。
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“質問力”こそ、
AI時代に必要なスキル
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最近、優秀なマーケティングチームと
ミーティングを重ねる中で、
改めて感じたことがあります。
それは・・・
「どれだけ良い問いを投げかけられるか」
が、 これからの時代の
プロデュースの本質だ、
ということ。
AIは“答える”のは得意です。
でも、“問いを立てる”ことは苦手。
だからこそ、
プロデューサーやマーケターに
求められるのは
「このタイトルで伝わりますか?」
「これは先生の世界観に合っていますか?」
という問いを、
粘り強く聞いていける力なんですよね。
それを目の前で見させていただきました。
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“言葉”の精度が
売上を決める時代
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たとえば・・・
子育て系コンテンツの講師が
「育児に知育おもちゃは不要」
という独自の考えを持っていたとします。
でも、世の中のAIがはじき出す答えは、
「知育おもちゃは知能発達に効果的です」
という“正解”っぽい情報ばかり。
そのズレを、誰が調整するのか?
それはプロデューサーや
マーケターの仕事です。
そして、
この「ズレに気づける力」って、
結局は日々の“問いかけ”の質に
かかっているんですよね。
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思想を引き出す会話
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ミーティングで
講師と向き合うときに
僕が一番大事にしているのは、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「その人が本当に言いたいこと」を
引き出せているか?です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本人もまだ言葉として
出来上がっていない場合が多い。
いや、ほとんどがそうなんです。
よくあるのが、
検索キーワードから作られたタイトルが
なんとなくトレンドっぽいけど、
「これって、言いたいこととズレてない?」
となるケース。
そんなときに、
「これについてどう思いますか?」
「実際はどう感じてますか?」
と聞いていくと、
思いがけない名言が
ボロボロ出てきたりする。
その言葉が、刺さる。
その思想が、共感を呼ぶ。
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AIだけに頼ると、
“思想不在”になる
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AIは素晴らしいツールです。
正直、使っていないと人は
竹槍で戦争にいくようなものでしょう。
ここで「俺は使わん!」
と粘っても何も好転しません。
でも・・・
だからこそ、
“その人らしさ”が
より際立つ時代になるとも言えます。
ありきたりのコピーではなく、
「この人だから言える」
という言葉がなければ、
どんなに正確でも、
刺さらない。
だからこそ、
僕たちは問い続けなきゃいけない。
この一言は、本当に伝えたいことか?
この表現は、その人の魂に沿っているか?
そのプロセスをサボって、
AIに全部任せた瞬間、
発信が“作業”になってしまう。
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プロデュースは、
思想と言葉を磨く仕事
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プロデュースって、
仕組みや広告設計ももちろん大事です。
でも本当に価値が出るのは、
「この人の言葉、もっと世に出るべきだ」
と思ったときに、
その想いを、文章や動画やコピーに
翻訳していく作業なんですよね。
最近は、講座そのものも
巻き取って一緒に作っていく案件が
増えています。
AIで量産されたコンテンツではなく、
“思想が通った本物のコンテンツ”
それを共につくるプロジェクトが、
やっぱり一番やりがいあるなと感じます。
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量より「深さ」で選ばれる時代へ
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最後にひとつ、
強くお伝えしたいのは・・・
AIでなんでも作れる時代だからこそ、
「思想のある発信」だけが残る、
ということです。
だから、僕らは質問を忘れちゃいけない。
「それ、本当にあなたが言いたいことですか?」
そう問いかける力こそ、
AI時代のプロデュースの核になるんですわ。
では、また次回。
はむはむ。
PS
ドバイに住んでいて初めて
アブダビいってみたけど。。。
石油の力はすごいな。
ドバイより大型で楽しめる施設が
めちゃくちゃあるぞ。
車で1時間、ちょっと遠いけど
これからお出かけする回数が増えそうです。