八ヶ岳で学んだ、唯一無二の価値提供

こんにちは、田中祐一です。
今日は「選ばれるための差別化戦略」について
お話ししたいと思います。
明確なポジショニング、つまり同じ市場の中で
自分をどういう立ち位置にするのかが
いかに大事かを実感した体験を
シェアしたいと思います。
音声で聞きたい方はこちら
https://stand.fm/episodes/679db3d3d0e66e28c821a59c
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差別化の実例:BUB RESORTの戦略
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先日、家族で「BUB RESORT(バブリゾート)八ヶ岳」という
施設に行ってきました。
これは「赤ちゃん(バブ)」の意味から
名付けられた、子供向けの施設です。
この施設の最大の特徴は、スタッフが
子供たちと一日中全力で遊んでくれること。
鬼ごっこ、餅つき、習字、野球、スキー…
様々なアクティビティを通して、
子供たちに思い出に残る体験を
提供することがミッションなんです。
朝から晩まで、1時間ごとに違うイベントが
複数同時進行で行われています。
親は参加してもいいし、見ているだけでも、
別のことをしていてもいい。
子供は親から離れて、自立して
様々な体験ができる環境なんです。
スタッフは全員が「子供が呼びやすい名前」を
使っていて、元野球選手やサッカー選手など
体力自慢の人たちが集まっています。
彼らは自分たちで面白いと思った企画を
実行し、子供たちからのフィードバックを
受けて改善していく。
単なる「接客業」ではなく、子供たちが
より楽しめる体験を常に追求しているんです。
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ライバルが弱くて自社の強いところ
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ここでマーケティングの話になりますが、
「子供向けのめちゃくちゃ楽しめる宿泊施設」
というのは実はあまりないんですよ。
星野リゾートのような高級施設でも、
子供にとっては必ずしも楽しいわけではない。
設備が充実していても、結局は親と
一緒に遊ぶだけで、多様な経験や
価値観に触れる機会は少ないんです。
このバブリゾートはそこに注目し、
「業界で解決されていない悩み」に
フォーカスした結果、圧倒的な
ポジショニングを確立していました。
その差別化ポイント(USP)は何か?
それは「スタッフの体力」と「本気の遊び」です。
大人と子供が入り混じって全力で遊び、
その成長の様子を映像で残して共有する。
こんな体験はなかなかありません(笑)
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あなたの事業に活かす差別化戦略
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では、私たちの業界に生かすとしたら?
あなたは他と違う価値を提供できていますか?
「サポートが手厚い」「参加者の仲間がいい」
こういった言葉だけを見ると、
実は大した差別化にはなっていないんです。
他の人も同じようなことを言っているからです。
大切なのは、他の人が構築できていない
価値を提供できるかどうかです。
僕の場合は、コンテンツホルダーと
プロデューサーがチームを組んで、
お金もサポートしながら一緒に
プロモーションする仕組みを作りました。
多くの人は面倒くさがってやらないことを
あえてやることで、細く長く生き残れている
と自負しています。
今の時代、ノウハウだけで差別化することは
もう難しいです。
「コンサルが手厚い」と言っても、
それだけでは説得力がありません。
他と違う価値は何か、それを作り出す
努力をしているかが非常に重要なのです。
私自身も、プロダクトローンチを教えるだけでは
もう差別化できないことを認識し、常に
新しい価値を提供する方法を考えています。
あなたは、どんな唯一無二の価値を
見出すでしょうか?
業界の中でやられていないことを見つけ、
それを実行することが、長期的に
選ばれ続ける鍵になるのではないでしょうか。
では、また!