ブームに乗るとメンタルが病む話
田中祐一です。
コロナによって最高年商を叩き出せたのに、
今現在売り上げが下がってメンタル病む
そんな経営者がちょくちょくいます。
コロナ時代は
正直稼ぎやすかった。
「オンラインで稼げる」訴求をすれば
SNS広告はギュンギュンに周り、
普段は興味がなさそうな初心者層が活性化され
売り上げがバッコバコに上がる。
そんな時期だった。
でも、時代は変わりも
コロナのころのように
イージーに集客できる
時代じゃなくなっていった。
今は「本当の実力」が
問われる時代になっています。
コロナ時代にイケイケだったので
固定費を切り上げてしまう。
すると翌年、
税金やコスト高で経営が
圧迫される可能性があります。
まさに急成長が毒を
もたらしたといえる。
そして、過去の自分の売り上げと
比較してしまい
「あの頃みたいにうまくいかない・・・」
メンタルが落ちていく。
売り上げなんてまやかしで
外部環境からくる売り上げなんて
ボーナスくらいに考えておけば
いいのにね。
過去の栄光は捨てて、
今、目の前の顧客に集中すべきなのです。
さて、コロナのような一大トレンドが発生した時
経営者として
・攻める
・守る
どちらが正解だったのでしょうか?
まぁ、両方正解でしょう。
攻めた結果、
月利1億以上も叩き出すような
モンスターのような働き方を
した知人もいます。
僕は
「攻めずに淡々と事業構築」
していました。
性格的に「地味」なので
アクセルを踏むべきところで踏めなかった。
弱点でもありますが、
強みでもあります。
それでいいんです。
それが、今の年商10億に
繋がっていると考えます。
僕は、ブームに乗りませんでした。
いや、乗りませんでした。
自分の中に「ある経営キーワード」を
持っていたので、
それを信じ淡々とスキルを高め
仕組みを整えておりました。
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急成長は敵、目指すべきは「年輪経営」
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僕はこれ、意識してます。
伊那食品工業は1958年の創業以来、
2005年までの48年間、ほぼ増収増益を続けてきました。
寒天という地味な商品を、自ら市場を開拓しながら、
ジワジワと育て、増収増益を続け自己資本も充実し、
ほぼ無借金経営を実現しています。
この企業、知人の経営者から
ご縁をいただきまして
2019年に長野県まで工場見学にいきました。
そこで聞いた話
(書籍にも書いてあるけど)
増収増益が途絶えたのは
2015年のダイエットブーム。
テレビで火がつき
寒天の需要が爆発。
本来はやりたくなかったが
社員の要望により工場の生産ラインを増やして
昼夜兼業体制にして寒天の増産に取り組んだ。
結果、ブームが終わった2006年から
売り上げが減少になり利益も前年を下回った。
この後遺症から脱出するのは
数年かかりました。
年輪のように毎年積み重ねる。
自分達の掟を破ったことで
伊那食品工業は痛手をおったのです。
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前年度より幸せになっているか?
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売り上げの伸び=会社の成長
と捉えることは、僕は幸せだと
思わない。
新たなチャレンジができていること。
仕組みがじわじわ広がっていること
それでいいじゃないですか。
僕も3年間は年商3億〜9億で
足踏みしたけど、集中したのは
仕組みの構築。
売り上げで焦るのは愚の骨頂だと
年輪経営の本を読んでいたから思えた。
もしかしたら、今後は
ガクッと売り上げを落とすことも
ありえる。
でも、それでメンタル病む必要
ないんじゃないかな?
と、僕の知人のコロナで
最高年商を叩き出してしまったがゆえに
苦しんでいる友人に向けて書きました。
年輪のように積み重ねていこうぜ。
それで幸せじゃないか。
プロダクトローンチだって
やり方によっては積み重なって
いくものなのよ。
あなたはブームに乗りたい派ですか?
それとも堅実に積み上げたい派ですか?
僕は圧倒的に後者なんですよね。
ローンチ屋なんですけどね 笑