売上3倍にするには顧客の頭に入れ

こんにちは、田中祐一です。
先日あるオンラインセミナーで
「なぜ売れないのか?」という
質問をもらいました。
その質問をした方は
すでに素晴らしい商品も
持っていて、SNSでの
発信もしています。
でも、なぜか思うように
売上が上がらない…
そんな悩みを抱えていました。
そこで今日は「売れない」の
正体についてお話しします。
実はこれ、僕が主催する
ビジネスコミュニティPLCでも
よく出てくる質問なんです。
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売れない最大の原因
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結論から言います。
売れない最大の原因は
「顧客のことを全く
知らないから」です。
これ、実は多くの受講生や
起業家に共通する盲点。
「私の商品はこんなに
素晴らしいんです!」
「このスキルを身につければ
人生が変わりますよ!」
こんな商品目線や
自己中心的なメッセージを
発信していませんか?
それでは響かないんです。
商品の素晴らしさより
もっと大切なことがある。
それは「相手目線」で
語る癖をつけることです。
商品開発に8割の時間を
かける人が多いですが
実は逆なんですよ。
8割の時間を顧客リサーチに
あてるべきなんです。
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SNS投稿で起きた奇跡
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先日こんな体験をしました。
「5DAYS型ライブテンプレート」
というものを
Xで投稿したんです。
すると…驚くべきことに
350件以上のコメントが
殺到しました。
投稿1本で300リスト獲得。
広告費に換算すると
約60万円分の集客成果です。
なぜこれほど反応が
取れたのでしょうか?
単純に、お客さんの
“心のトリガー”を
引けたからなんです。
つまり、彼らが求めている
ものを正確に理解し
提供できたから。
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顧客理解を深める3つの視点
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これはビジネスの基本である
3C分析にも通じます。
1. 自社視点(Company)
自分の商品やスキルの
強みは何か?
2. 顧客視点(Customer)
顧客が抱える悩み・感情・
欲求は何か?
3. 競合視点(Competitor)
他の人がどういう訴求を
しているか?やっていない
視点は?
この「3視点の交差点」が
“反応の取れる
メッセージゾーン”になります。
多くの人がやっているのは
1番だけ。
でも成功者は2番と3番に
多くの時間を使っているんです。
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顧客理解のための実践テクニック
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では具体的にどうやって
顧客を理解すればいいのか?
①購入者心理の逆算トレーニング
まず自分が何か商品を
購入した時の「感情の流れ」を
言語化してみましょう。
興味→信頼→納得→決断
この各ポイントを細分化
することで、顧客の心理動線が
見えてきます。
②顧客の声を拾う5大リサーチ法
・SNS投稿の反応分析
どの投稿が反応されるかを
テスト&検証します
・X広告ライブラリ
売れている広告・訴求軸を
調査します
・Amazonレビュー
顧客のリアルな悩みや
評価を言語化して探ります
・Yahoo!知恵袋/Google検索
ターゲット層の「検索ワード」
から本音を拾います
・顧客インタビュー
直接ヒアリングして
共感ゾーンを特定します
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41枚アンケートの威力
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ここでぜひ紹介したいのが
『チラシ・DM・ホームページが
営業マンに変わる』という本。
著者の岡本達彦さんは
41枚のアンケートで
顧客心理の全体像を
可視化しています。
購入前の悩み、購入の
きっかけ、購入決定の
ポイントなどを丁寧に取得。
「現在・過去・未来」で
訴求要素を構造化できるんです。
僕も主催するビジネス
コミュニティPLCで
このアンケート手法を
取り入れています。
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実績より「共感」で売れる理由
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「実績がないから
売れないんです…」
多くの初心者がこう
思い込んでいますが、
実はそうではありません。
実績ゼロでも「顧客の気持ちを
わかってくれてる」と
伝われば売れるんです。
僕の経験上、成功した初心者の
特徴は「顧客目線のメッセージ」
を持っていることです。
かつて僕自身も起業初期は
実績がなかったけど、
顧客の痛みを理解することで
成果を出せました。
コンサルタントとして起業して
6ヶ月で貯金800万円を
使い果たした経験も
今となっては強みです。
その失敗経験があったからこそ
顧客の不安や痛みに
共感できるようになりました。
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問題の”順位付け”が肝
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顧客が抱える悩みには
「なんとなく困っていること」と
「夜も眠れないほど
困っていること」があります。
全ての悩みに対応しようと
するのは間違い。
トップ3の悩みを特定することで
反応率が大幅に変わります。
例えば、オンライン講座を
売る場合の顧客の悩みを
考えてみましょう。
1位:「集客がうまくいかない」
2位:「商品設計がわからない」
3位:「セールスが苦手」
もしかしたら他にも10個、
20個の悩みがあるかもしれませんが
上位3つに焦点を当てることが重要。
これらを的確に言語化して
訴求することで「この人は
私のことを分かってる!」と
思ってもらえるんです。
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ストーリー設計と反論準備
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顧客の不安・痛み・過去の
失敗体験と共鳴する
ストーリーを用意しましょう。
例えば「起業塾に入ったが
成果が出なかった」
「無料セミナーだけでは不安」など。
また、よくある反論に備えた
事前のスクリプト設計も必要です。
「他にも手法があるのでは?」
「本当に結果が出るの?」
こういった疑問に先回りして
答えることで信頼感が高まります。
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メッセージの打ち返し力
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動画やセールスでも同じこと。
顧客が何を思うかを先回りして
メッセージ内に入れ込むんです。
動画も「一方通行」ではなく
「想定キャッチボール」のように
構成すべきです。
「今、〇〇と思いましたよね?」
「実は私もそう思っていました」
このように顧客の心の声を
拾い上げる表現を入れることで
共感を生み出せます。
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最後に伝えたいこと
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ビジネスとは、商品の
磨き込みではなく「顧客のことを
徹底的に理解すること」です。
商品はあとからいくらでも
作れます。
「売れない=ズレてる」だけ。
顧客の頭の中に入ることこそ
最大の施策なんです。
今日から実践できる
3つのステップ:
1. 自分が買った商品の
購入プロセスを書き出す
2. 5大リサーチ法を使って
顧客の声を集める
3. 顧客の悩みトップ3を
特定し、訴求に組み込む
これだけでも、あなたの
ビジネスは大きく
変わるはずです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
はむはむ