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なぜ甘ちゃんチームは壊れるのか

 2025/03/29 マーケティング
この記事は約 6 分で読めます。 12 Views

こんにちは、田中祐一です。

500チーム以上のプロデューサーと
コンテンツホルダーのチームを
支援してきた経験から、今日は
「チームビジネスの落とし穴」について
お話しします。

年間50件ほどのプロモーションを
自社でも手がける中で見えてきた
チーム崩壊の原因とは何か。

それは「責任の丸投げ」と
「部分最適化」の罠です。

音声で聞きたい方はこちら↓
https://stand.fm/episodes/67c849aaec21c9c6c604f0b2

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危険な言葉:「プロだから任せます」
=============

最近、あるプロデューサーから
こんな発言を耳にしました。

「広告代理店のクリエイティブはプロが作る
ものだからチェックしていない」

これを聞いて思わず「何のための
プロデューサーなの?」と
言ってしまいました。

全体のクオリティを担保し、統一感を
持たせるのがプロデューサーの仕事です。

専門家に丸投げしたら上手くいくと
思っていませんか?

絶対に上手くいきません。

なぜか。

セールスはセールスの部分最適化。
広告は広告の部分最適化。
プロモーションはプロモーションの
部分最適化。

それぞれが別々の部門で動いていて
全体の意思統一がなされていなければ、
綺麗な制作物になるわけがないのです。

僕がNTTデータで1000人規模の
プロジェクトに携わっていた時に
学んだことがあります。

チームの最適化は全体の最適化には
ならないということ。

統一していくのが上司の権限であり、
各担当の話をちゃんと聞きながらも
意思決定をして調整していくのが
リーダーの役割なのです。

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プロデューサーに必要な覚悟
=============

もしあなたがプロモーターとして
食っていきたいなら、いくらセールスの
専門家が入っていようが関係ありません。

彼らは部分最適化しかできないので、
そのコンテンツホルダーの目指している
世界観を本当の意味で応援できるのは
プロデューサーしかいないのです。

そういう自負を持って全体に目を配り
活動する意識を持たなければ、
数値は出ません。

「専門家だけ集めればうまくいく」
という甘い考えでプロダクトローンチは
成功しません。

しっかり取り組んでほしい。
これは啓蒙的なメッセージです。

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コンテンツホルダーの落とし穴
=============

コンテンツホルダーも危険な発言が
あります。

「僕は専門家じゃないから何もしたくない、
任せます」

これはめちゃくちゃ危険です。
そういうコンテンツホルダーがいたら
よく注意した方がいいでしょう。

それはあなたの商品なんですから、
あなたが責任を持つべきです。

責任はそれぞれのパーツに全員が
持っているのが当たり前。

チームなのですから、プロジェクトとして
各自が専門を持ち、全員が「全部自分の
せいだ」と思わなければいけません。

コンテンツホルダーがどれだけ
プロデューサーに委任していても、
プロジェクトがうまくいかないのは
コンテンツホルダーのせいです。

そして、プロデューサーから見て
コンテンツホルダーがどんどん動いて
くれなくても、プロジェクトが
うまくいかなかったらプロデューサーの
せいなのです。

結論、自分のせいだと思っていないと
数字なんか伸ばせません。

そういう他責思考で「僕は専門家じゃない
から任せる」という話を聞くと、
ビジネスとして甘ちゃんだなと思います。

おままごとみたいなビジネスをしたいの
でしょうか。そんなわけないですよね。

チームの力を借りて大きなところに
羽ばたきたいのであれば、下手くそ
なりに本気で向き合うという姿勢が
必要です。

これが私の常々思うことです。

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広告費負担の真実
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チームを組むにあたって、広告費などの
コストを誰が持つのかは常に問題に
なります。

これは決めの問題でルールはありません。

コンテンツホルダーが持つパターン、
プロデューサーが持つパターン、
共同で持つパターンもあるでしょう。

ただし、関わる人全員で按分して
コスト負担するのはおすすめしません。

コストはこちら、このコストはあちらと
責任に応じて発生するべきです。

大したポジションでもない人に成果報酬
させるのも違います。時給なり固定に
対して払うべきでしょう。

私は広告費をプロジェクトで負担する
考え方はあまり好きではありません。

はっきりさせるべきです。

プロデューサーの視点を変えると、
これは「腰掛け事業」なのです。

腰掛け事業にならないように本気で
やっていますが、結局「他人のふんどし
で稼ぐ」わけです。

だからこそ、スイッチングの可能性が
ある人にコスト負担させるのは
どうなのかと思うのです。

とはいえ、私はプロデューサーとして
コスト負担しています。むしろ
コンテンツホルダーに1円も出させない
プロデュースをしています。

それは私が企画を持って広めるという
責任を持つ意味で自分でコスト負担
するからです。

もちろん、それをコンテンツホルダーに
負担させると行動が止まってしまう
こともありますが、結局自分で事業を
コントロールしたい人がお金を
持つべきなのです。

誰のコンテンツなのかというところが
重要です。

どうしても初心者同士で組んだときに、
誰がちゃんと広告費を負担するのかを
決めておかないと、責任が分散して
うまくいきません。

誰かがちゃんと責任を持ち、
誰のコンテンツなのかをちゃんと
考えていくことが大切です。

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失敗からの成長
=============

私はいろんな人の話を聞くので、
短期的なトラブルや失敗の話は
たくさん聞きます。

けれど、1年後、2年後には、それが
大きく羽ばたくきっかけになる成長だと
思っています。

本人たちは気が気じゃないでしょうが、
私は見届けている側面もあります。

それが成長につながると信じています。
私も通ってきた道です。

余計な失敗をさせたくないからこうして
みなさんに共有していますが、完璧な
情報提示をしても響かないことがあります。

自分が学んだからこそわかることが
あるのです。

チームを組むことは簡単ではありません。
しかし素晴らしいことであり、
挑戦する価値があると思っています。

みなさんにはそういう成功体験を積んで
ほしいと願っています。

ビジネスに楽な道はありません。

とことん自分の頭で考えて、汗をかいて、
悩んで、突き進んでいってください。

応援しています。

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ライター紹介 ライター一覧

田中 祐一

田中 祐一

1986年1月23日生まれ新潟県出身。
芝浦工業大学材料工学科卒業後、株式会社NTTデータに入社。意識高い系の彼女に安定企業で給料をもらう生活を馬鹿にされフラれた事がきっかけで起業の道を志す。
クライアントのプロダクトローンチを実践することで、年商300万円のクライアントが、30日で4000万円を売り上げている。
現在はエンジニアの経験を活かした、緻密なマーケティング・プロセスを設計し、爆発的に売り上げをあげるプロダクトローンチを武器にビジネスを展開。累計5億円以上の販売実績がある。ネット集客の専門家として全国の商工会議所で販売促進セミナーも開催している。

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