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動画コンテンツの著作権ルールってどうなっているの?

 2020/02/14 マーケティング
この記事は約 5 分で読めます。 1,202 Views

田中祐一です。

今日は「動画コンテンツ」
というものの著作権について
考えたいと思います。

業界の未来
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

に関わる話かなと。

動画自体は、まだまだ
市場が拡大しますね。

そんな中で、僕は
2013年から動画を扱って
ビジネスをしてきました。

時代の進化とともに商品としての
動画コンテンツというのが
どんどん広がってきました。

今までうちが関わってきた
企画の商品は数知れず。

で、こういう問い合わせが
あったんですよ。

「一緒に作成した動画コンテンツ
自社だけで販売したい」

という内容。

今までは「どーぞどーぞ」
と話してきました。

ここで変に揉めるより、
一緒にやるビジネスに
集中した方がいいなと
僕は思っているからです。

コンテンツホルダーが売るなら
コンテンツホルダーがそのまま利益を
得ることは何も問題がないよなと・・・

実際、動画コンテンツは
「コピー」できてしまうので
価値ある商品を販売することは
技術的に可能ですね。

コンテツホルダーも
自社でいろいろ仕掛けたいだろうから
要望はよくわかります。

ちょっとした違和感を感じながら
今回もコンテンツホルダーに
自社で販売する分は、気にせず
売ってくださいね〜とは伝えました。

ここでの整理したいのは
コンテンツホルダーは

「弊社やプロデューサーとの関係を抜けたい」

といっているわけではありません。

次のプロモーションの時も
僕やプロデューサーと一緒にやる前提で
考えてくださっているので
本当にありがたいことです。

僕も大好きな
コンテンツホルダーです。

でも、「動画コンテンツ」の著作
という意味で”今後”どうするべきか?

となると話は別。

考えるきっかけを与えてくださいました。

なぜ販売したものを
コンテンツホルダーが販売することに
違和感を感じたのか?

=================

理由1:出版業界を経験したから

出版業界ってコンテンツは
出版社側に帰属する契約です。

なので、著者が同じようなコンテンツを
別の出版社から出すことになると
別のタイトルで書き直して
出しているわけです。

いろんな出版社から出していると
似ている本だったりするものが
ありますよね。

理由2:ある大御所コンテツが
他社で販売されているものを見たから。

あるプロモーション会社で
僕がお世話になった先生のコンテンツが
販売されていました。

その先生は自社でDVDも出しています。

でも似たようなコンテンツを
他社でも販売する際に、

動画コンテンツは撮り直しして
リリースしているということです。

=================

この2つのことを見てから
本来ならば、版元(販売元)
が変わるならば、動画コンテンツは
作り直してもらうべきだなと。

動画コンテンツって、

企画 × 動画
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

で構成されています。

企画は影響が大きいので
誰が著作権を持つべきなのか
しっかり考える必要があります。

また、こういうことは口約束ではなくて
契約書でしっかりコントロールすべきだな。

そう思うようになりました。

僕は契約書っていうのが
あまり好きじゃなかったので
そこらへん、曖昧でも大丈夫な人とだけ
ビジネスをすることで展開してきました。

なんか、相手のことを
信頼していないみたいじゃん。
と・・・

でも考え方も変わってきました。

信頼しているからこそ
「契約書」を持つ、
ということも大事な思想だなと。

僕がビジネスを始めたばかりの頃って
自分しかいなくて、周りは助けてくださる
方ばかりで感謝しかありません。

でも、会社が大きくなり、
自分がお世話になった業界の
輪郭やスタンダードも作って
もっと活発に活動してもらいたいな。

と思うようになりました。

そう考えると、
教育ビジネスのプロデューサーって
まだルールもほぼありません。

10億円を超える会社なんて
数える程しかないくらいの市場です。

でも、この市場はもっともっと
広がっていくよな、そう感じています。

これを書いていて思うのは
人って伝えたいことが
変わるということです。

僕はずーっと

「契約なんかしらん!
信頼の置ける人だけビジネスしたらいい。」

というようなスタンスでした。

でも変わりました。

出版をして、会社も育ち、
経営者として、何かルールを作る。

もちろん、自分たちだけの
小さなルールです。

そういう意味でリーダーシップを
発揮していくためにも、
動画コンテンツの取り扱いに関しても
これからはしっかり契約を結んで
いかないとだよなぁ。

そう思った次第です。

成長すれば
考え方も変わる。
進化もする。

間違い無く言えるのは
進化がなければ絶滅する。

ということです。

いろんな問題を通して
アップデートしていきましょう。

PS

アメリカはライセンスビジネスなんで
売れた分に応じて、コンテンツの著作権を保持している
人に手数料が払われる、ということです。

つまり、コンテンツを保持する
著作権は誰にするべきなのか?

ということです。

ここに大したディファクトスタンダードな
考え方がないよなぁ、つくらないとなぁ。
ということです。

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ライター紹介 ライター一覧

田中 祐一

田中 祐一

1986年1月23日生まれ新潟県出身。
芝浦工業大学材料工学科卒業後、株式会社NTTデータに入社。意識高い系の彼女に安定企業で給料をもらう生活を馬鹿にされフラれた事がきっかけで起業の道を志す。
クライアントのプロダクトローンチを実践することで、年商300万円のクライアントが、30日で4000万円を売り上げている。
現在はエンジニアの経験を活かした、緻密なマーケティング・プロセスを設計し、爆発的に売り上げをあげるプロダクトローンチを武器にビジネスを展開。累計5億円以上の販売実績がある。ネット集客の専門家として全国の商工会議所で販売促進セミナーも開催している。

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